新電力は本当に安くてお得なのか?実際に乗り換えて分かったメリット・デメリット(シン・エナジー)
電気料金が安くなる!ということで新電力を検討している人は多いのではないだろうか。ただ、実際に乗り換えたときに本当にお得なのか、デメリットはないのか気になって乗り換えに至らない人も多いと思う。
そこで実際に新電力に乗り換えみて、前後の料金がどう変わったか、またメリット・デメリットはあるのか解説する。
電気料金は安くなるのか?
結論から言うと、安くなる。
実際に新電力に乗り換える前と後で、kWhあたりの値段を比較してみた。
- 地域電力会社:28.8円/kWh
- 新電力(シン・エナジー):26.4円/kWh
この数字は実際に支払った金額が元なので、基本料金や消費税、再エネ賦課金など全て含んだ数字の比較だ。
その月は453kWh使ったので、新電力の支払いは11,952円になった。もし地域電力会社のままだった場合、支払金額は以下のようになる。
- 地域電力会社:13,032円
- 新電力(シン・エナジー):11,952円
つまり、ひと月だけで1,080円安くなった。年間10,000円以上安くなる計算になる。なお↓から申し込むとMoney Forward MEのプレミアムサービスがずっと0円で使えるので、さらに年間約5,000円お得になる。
Money Forward MEは非常に優れた家計簿アプリだ。複数の銀行口座やクレジットカードと連携して、自動で使ったお金の分類をしてくれる。私も使っているが、どこにお金が掛かっているか一目で分かるようになるので、家計改善に大きく役立っている。
ちなみにMoney Forward MEが提携する電気料金プランは1つのみ。3%OFFプランという名前になっているが、これはシン・エナジーのきほんプランのことだ。きほんプランは電気使用量に応じてkWhあたりの金額が上がっていく。
毎月300kWh近く使うのであれば、きほんプランではなく、【昼】生活フィットプランか【夜】生活フィットプランの方が電気料金は安くなる。
Money Forward MEのプレミアムサービスが不要であれば、↓から直接申し込んで、【昼】生活フィットプランか【夜】生活フィットプランを選択したほうがお得だ。
メリット・デメリット
ここからは、実際に申し込んで使ってみて分かったメリット・デメリットを書く。
メリット
一番のメリットは電気料金が安くなることだが、その他にもメリットがあった。
それはスマートメーターがついたことで、いつ、どんなときに電気をたくさん使っているか見えるようになったことだ。見えるようになったことで、今までほとんど意識しなかった節電に目が行くようになり、使用量を抑えられるようになった。
なおスマートメーター設置は新電力申込後に地域電力会社がやってくれる。料金は無料だ。ただ、地域電力会社が何の連絡もせずに業者を寄こしたのには驚いた。顧客でなくなるからだろうが、そういうとこだぞと思う。
デメリット
ここまで良いことばかりを挙げたが、デメリットもあった。それは、食洗機や洗濯乾燥機など電気を食うものを使う時、使う時間帯を意識するようになったことだ。
シン・エナジーの【昼】生活フィットプランを契約しているが、デイタイム(日中)がもっとも安く、次にナイトタイム(夜間)、ライフタイム(朝・夕)の順に電気料金が高くなる。
例えば、これまでは朝食後にすぐに食洗機を回していたが、デイタイムの9時まで待ってから回すようになった。時間帯で金額が変わることが分かると、どうしても損したくない気持ちが働く。
私の場合は在宅勤務なので特に問題は無かったが、プランを選ぶときは自身の生活と照らし合わせて、最適な時間帯が安くなるプランを選択したほうがいい。
なお、新電力で心配されるであろう
- 電気が不安定になったりしないか
- 停電などの際に復旧が遅れるのではないか
というのは全くない。電力設備はこれまでと全く同じなので、そういったことは起こらない。
また2021年1月頃にニュースになった電力市場価格高騰についても、シン・エナジーは市場価格連動型でなく、単価固定なので電気料金が上がることはないとシン・エナジーが通知を出している。
まとめ
新電力に切り替えるだけで年間10,000円以上安くなる。Webから申込むだけで、切り替えの工事などもなく、地域電力会社の引き止めなど面倒なことも全く無い。
デメリットらしいデメリットもないので、新電力に変えない理由がないと思う。ぜひ切り替えてみてはいかがだろうか。
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